テニス部の近況
テニス部顧問 竹口 昌之
本校テニス部は同好会から出発し、今年で創設40年となります。この間多数の卒業生を輩出してきました。昨年度、本校テニス部顧問を長らく務められた若松勝寿先生、平林紘治先生が退職になり、これを機会に現役学生を含めた第1回のOB会が本年3月に行われました。OB会の会長には、本校テニス部の前身であるテニス同好会を立ち上げた竹越友昭先輩が就任しました。今後は毎年、この会を継続的に行いたいと考えております。
平成18年4月現在、部員数88人(うち女子13名)、顧問教員は西田友久先生、川上誠先生、管隆寿先生、私の4名で本校の中でも部員数の多い部の一つです。遠山勇樹部長(本年8月より青木崇史君にバトンタッチしました)を中心に、高校体育連盟、沼津テニス協会や高専の各種大会に参加しております。特に本年は例年に無く対外試合において活躍できた年でした。東海地区高専大会ではすべての種目で優勝し、全国大会の切符を手にしました。全国大会では男子ダブルスの井上晃一君・伊藤勝隆君組と女子ダブルスの高梁佳澄さん・嶌野沙亜耶さん組が見事優勝しました。女子ダブルスについては昨年に続き2連覇を達成しました。また、高校体育連盟主催の大会においても江崎拓真君が第33回静岡県東部高校ジュニアテニス選手権大会優勝や平成18年度高等学校新人体育大会テニス競技東部地区大会で準優勝するなど活躍しております。
さて、テニス競技自身は個人競技ですが、部活動としてのテニスは団体競技であると考えております。高専大会や高体連主催の大会ではテニス部の部員全員が試合に参加できません。多くの試合で出場制限があり、どうしても学内で参加部員を選ばなければなりません。特に高専大会の出場選手を決める事は非常に苦労します。当然大会で勝利しるためのメンバーを考え選抜する訳ですが、そのメンバーから長年がんばってきた最上級生が外れることもあります。最上級生で高専大会から外れ、ボールパーソン(試合中の玉拾い)の配置などの運営責任者を行った部員もありました。勝利の基本軸しかないと88名の部員をまとめることができません。テニス部では例年部長を中心としたスタッフが中心となって、“沼津高専として勝つことができるチーム”を作り上げていきます。出場出来なかった部員が選手のために積極的にボールパーソンを行う姿や声がかれるまで選手のために応援を行う姿を見ると、試合の結果以上にテニス部員の成長を感じます。
最後になりましたが、テニス部の活動に関して同窓会よりご支援を頂き、大変感謝致しております。全国大会出場時のご支援、また、本校卒業生より多数頂く温かいご声援は部員にとってこれ以上ない力添えとなっております。今後とも本校テニス部の活動にご理解とご支援をお願いいたします。