活動報告
2017.11.19
M12クラス会
沼津高専同窓会50周年記念式典に合わせて、M12の同窓会をやろうと母校で教鞭をとる西田からの提案があった。早速、地元にいる本郷が幹事を務めることに名乗りを上げてくれた。宿は一つ上の先輩の富岡さんが経営している熱海の「ニューとみよし」にしようと思っていたが、沼津から遠いということで却下され、伊豆長岡あたりでのリクエストに友人の伊豆の国市商工会の事務局長に紹介を受け「かめや恵庵」に宿を決めた。
M12の80人の同窓生の内20人ぐらいかなと思っていたところ、幹事の本郷の尽力 あって20人に達することができた。宿代の交渉と送迎のバスの手配を頼まれ、フェイスブックにその回答をした。いつも反応の早い本郷からの返事がない。10月8日のことだった。
10日、裾野で機械部品製造業を営む勝又から、本郷が突然亡くなったと電話が入った。
「何を言ってるの?つい数日前には高専で寮食をいただいたとフェイスブックに写真とともにメッセージが上がっていたばかりなのに」と、何かの間違いではと、耳を疑った。
しかし、事実は変わらない。重い足取りで通夜に出かけることにした。斎場には西田、浜松からは松尾、東京から山口、そして勝又と小生が加わり五人で棺の中の本郷に手を合わせることになった、合掌。
さて、同窓会はどうする。本郷を偲びながら、やっぱり開こう。幹事を代わった勝又と西田の尽力により材力の岩谷先生、工業化学卒の佐野が加わり21人の宴となった。まずは、本郷に黙とうを捧げ、会はスタートした。見渡すと当時と変わらないなあという顔とすれ違っても絶対気づかないと思わせる顔、40年の歴史が刻まれている。各々がスピーチに立った。今年、定年になり妻とキャンピングカーで旅をしているという羨ましい話や、明日からシアトルへ、そしてインドにワールドワイドで活躍中の者もいた。
交換した皆の名刺には卒業後の40年間の努力の成果が見て取れる。同窓の活躍は嬉しいものだ。
宴は延々と部屋に帰っても続き、意識もおぼろげになる頃、床に着くことになった。
翌朝、宿の窓からは富士山がくっきりと見え、晴れ渡った秋空の下、再会を約束しあい帰路に着いた。
(おしまい)
溝口久拝
本郷雅樹君に対して
本郷君は本当に面倒見の良い真面目な人間で、本校吹奏楽部の指導や教育後援会(本校保護者の会:次男が4年生)の理事としても活躍し、誰からも慕われておりました。稲葉君が2年前に突然他界して、クラス会開催を呼びかけた時も今回同様「いいよ。やろうよ!」と幹事を快諾してくれました。今でも「おい!西田遊びに来たぞ!」と言って教員室の扉を勢いよく開ける気がしてなりません。学生時代からの身近な友が旅立ってしまうことはとても寂しいことです。本郷雅樹君のご冥福をお祈り致します。
おわりに、今回のクラス会を開催するにあたり同窓会より支援金を頂戴したことに深く感謝申し上げるとともに、M12からの香典の一部とさせて戴きましたことを報告致します。
西田友久拝
- 開催日時:2017年11月18日(土)18:00 ~
- 開催場所:かめや恵庵(伊豆の国市)
- 幹事 :M12 西田 友久
- 参加者 :21名
(宿泊:19名 )
青島秀和、岡田裕之、勝又和彦、加藤晋也、木村篤裕、小林久二彦、斉藤和志、
柴田一人、鈴木健司、西子公規、西田友久、比田井則昭、松尾孝、松島淑浩、
溝口久、山口則夫、山崎大輔、山田寿幸、渡辺光弘
(日帰り:2名)
岩谷隆史先生、佐野芳史