事務部の近況

 沼津高専同窓会会員の皆様、はじめまして。平成20年10月16日付けで沼津高専事務部長を拝命いたしました奥野です。どうぞよろしくお願いいたします。
高専での勤務経験は、「富山高専」「富山商船高専」「明石高専」に継いで本校が4校目となりますが、ここ最近の6年半の間は大学勤務でした。久々の高専勤務で独法化の組織体制に戸惑いを感じましたが、柳下校長ご指導の下、無事スタートすることが出来ました。
ご存じのとおり、本校は「低学年全寮制を主軸とするカレッジライフを通じて全人格教育を行う。」ことを教育方針の第一に掲げ、協調・共生・自立の姿勢を身に付けた人柄の良い優秀な技術者の育成に一丸となって取り組んでいます。高専の置かれている現状には課題も山積していますが、毎日学生と交わす元気な挨拶の声に応えるよう「それが学生のためになるのか」を常に問いかけながら、創意工夫し目標達成に向けて頑張りたいと思いますので、引き続きのご指導ご支援をよろしくお願いいたします。
さて、沼津高専における事務部の近況ですが、事務の体制は平成18年度にそれまでの3課(庶務課・会計課・学生課)体制から総務課、学生課の2課体制となり、事務組織の見直しを行いながら現在に至っているところです。
その中で、昨今は、先般本校において開催されました「第3回静岡県東部テクノフォーラムin沼津高専」に例を見る産学連携・地域連携事業に関わることが多くなってきました。このことは、高専の重要な取り組みの一つでありますが、係る事務量も多く、今は教員主導で遂行している現状です。これら産学連携関連業務を担当する部署の体制造りが急がれているところであり、職員の定員削減が進む中、国立高専機構本部が推進する事務一元化の効果的な運用により、早期に対応したいと考えています。加えて、最も重要な業務である入試業務についても、その責任体制を明確にすることから、入試業務を専門とする担当部署の設置や、志願者対策も含めた広報体制の強化についても重要な事項であると認識しています。
 これらにつきましては、現在「事務部組織見直しWG」を立ち上げ、昨年度(平成20年度)検討した内容を基に再度検討を重ねているところであり、その答申を待って出来るだけ早期に着手したいと考えています。
いずれにしましても、職員の数には限りがありますので、スクラップ・アンド・ビルドの発想で事務の内容を点検し、現状維持に止まらず自助努力を徹底し、時代の要請に適した事務体制造りに努力しますので、重ねてご指導ご支援方よろしくお願いいたします。

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