沼津高専同窓会創立50周年記念

沼津高専同窓会創立50周年記念として、去る11月18日に「記念式典・記念コンサート・懇親会」を開催しました。当日は、多くの恩師の先生方、卒業生のみなさま、また一部の一般参加者も含めて、総勢でおよそ200名の方の参加いただき、大盛況の盛り上がりとなりました。

  • 開催日:平成29年11月18日(土曜日)
  • 会場:プラサヴェルデ コンベンションホールA
  • 【第一部】記念式典
    1.開式の辞
    2.会長挨拶
    3.来賓祝辞
    4.来賓紹介
    5.感謝状贈呈(歴代会長及び功労者表彰)
    6.受賞者代表挨拶 
    7.50周年記念品目録贈呈
    8.閉式の辞
  • 【第二部】第二校歌披露及び祝賀記念コンサート
    1.第二校歌作詞作曲者のご紹介 ~元オフコース 鈴木康博 様~
    2.第二校歌披露
    3.祝賀コンサート
  • 【第三部】懇親会
    1.開会の辞
    2.鏡開き
    3.乾杯
    4.アカペラコンサート
    5.校歌斉唱
    6.万歳三唱
    7.閉会の辞

記念式典 会長挨拶

ご来賓の皆さま、卒業生の皆さま、一般参加の皆さま、お忙しい中、本日のご出席、
誠にありがとうございます。

同窓会50年の歴史は、卒業生50年の歴史となります。1967年、昭和42年に、第1回の卒業生が社会へ送り出され、その数は現在、九千数百名に及んでいます。先日の11月3日、4日の高専祭では、同窓会50周年記念として、「卒業生による企業展示」を開催しました。24企業の展示ブースが、体育館いっぱいに並び、来場者は2日間で1500名を超えました。説明者は全て沼津高専の卒業生が努め、その数は総勢100名にもおよび、学生、保護者、一般来場者は熱心に聞き入っていました。その熱気に溢れる光景を目の当たりして、沼津高専の卒業生が、それぞれの分野で、その中枢として活躍されていることを実感し、また同時に50年の歴史を確認した思いでした。

そんな50年の思いと、これからの未来への夢を込めて、母校への寄贈品としては、学校側より提案も頂き「第二校歌」をお贈りすることとしました。創校時の思いが込められた現在の校歌は、今後も大事に歌い継ぐ一方で、これからの新しいページを加えていく、また身近に口ずさんでいただく、そんな第二校歌として「広く永く」ご利用頂ければと思います。制作にあたっては、盛り込みたいフレーズや単語などを、学生、教職員、卒業生へも募って、それを制作者の鈴木様にお伝えし、反映していただきました。第二部ではその第二校歌を披露いたしますので、是非お聞きください。

50周年の意味は、「今までの50年を振り返り、これからの50年に思いを馳せること」その様に考えています。本日は、皆様と大いに語らい、旧交を温めながら、これからの夢と希望を膨らませたい、と考えています。最後に、今年50周年を迎えた沼津高専同窓会が、更に75周年、100周年へと続いていくことを、若い世代へ託しまして、開催の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

      

沼津高専同窓会 会長 木戸 実

第二校歌 「夢の彼方で」

沼津高専同窓会50周年記念事業の記念品として、第二校歌「夢の彼方で」を寄贈しました。

新たな世代が口ずさめる愛唱歌として、静岡県東部(三島市、伊豆市)出身で、自身も理工系出身と沼津高専生からは親しみを感じる、元オフコースの鈴木康博氏が作詞・作曲を依頼。

第二校歌の歌詞は、在校生・卒業生から募集した言葉をもとに作られています。

 

第二校歌は、沼津高専ホームページの校章・校歌のページでお聞きください。

「夢の彼方で」楽譜はこちら

 

沼津高専同窓会創立50周年記念式典によせて

同窓会創立50周年記念式典担当責任者

同窓会副会長 M14 後藤純緒

 

 2012年に母校の沼津高専が、創立50周年を迎えた際に、5年後の2017年には、我々同窓会も50周年の節目を迎える事となるな・・と常任理事の一員として漠然と(呑気に?)考えておりましたが、よもや翌年の三役改選で小生が三役に選出され、同窓会創立50周年記念事業に直接且つ深く携わる事となるとは、その当時は1ミリも予想だにしておりませんでした。

 記念行事開催年2年前の2015年に、「全国高専同窓会連絡会」という2009年から年1回開催されている会に、会長の代理として参加した際、同じ1期校でこの会に参加している他の高専、特にこの会の会長を務めている旭川高専の会長から、同窓会創立50周年記念事業に関する準備状況や計画案などの情報取集を行い、その内容を常任理事会の場で報告を行うなどして、早目の啓蒙活動を行ってまいりました。

 しかし、実際本格的に準備に取り掛かれたのは、開催前年の2016年の11月からの為、新たに募った実行委員会のメンバー主導で計画・活動していき、三役はそのサポート役となっていくという目論見は、十分な人数が揃わない事により叶わず、結局は本部役員主導で、月に一度の会合に参加して頂いた方々と共に、少数精鋭で各種イベントの立案・進捗確認・相談内容 等を協議して進めてまいりました。

 

 私が担当致しました“記念式典及び懇親会”では、式典開催日程・式典内容・記念行事・懇親会内容・来賓関係など多岐に渉り決定しなければならない内容があり、その中でもやはり悩ませた項目は、記念行事内容決定と、何と言っても開催間際まで気に病んでいた、会場選びでの件でした。

 というのは、目標参加人数の設定で会場が決まってしまう為、どれくらいの人数を見込むのか色々と議論があったからです。 それは、今迄の同窓会総会への出席状況で判断してしまうと、あまり人数を見込めないのでは?という複数の意見が出ていた為ですが、最終的には、特別なイベントなので目標は大きく設定して、集客に頑張ろうという事で、仕切りを外した状態で、最大500人収容可能な、沼津の“プラサ・ベルデ”の大ホールを借りる事に決定したのです。 当日は、式典会場と懇親会会場を仕切り板で区切り、其々にステージを設定するので、200名の参加者人数を集めないと、格好がつかないという事で、最終人数が確定するまでは、気が休まる事はありませんでした。

 しかしながら最終的には、関係者皆さんの声掛けのお陰と、50周年記念として学校への寄贈品に決定した、高専の未来に向けた第2校歌を、作詞・作曲して頂きました元オフコースの鈴木様ご本人に、式典当日第2校歌の披露を行って頂き、更に記念ミニコンサートを開催して頂く事に決定したことが、静岡新聞に掲載され、一般の方々のご来場もオープンと致しました結果、目標の200名に迫る192名の参加者数となり、盛況に記念行事が開催出来ました事に、安堵の気持ちでいっぱいでした。

 上記の参加者には、多くの恩師の方々にも御臨席賜りました。(下記の通りです)

平林 絋治 先生  勝呂 譲 先生  勝又 瑛逸 先生  若松 勝寿 先生
堀米 徹  先生  高橋 豊 先生  柳田 武彦 先生  水口 好美 先生
巻口 勇次 先生  浦崎 巌 先生  村上 旦生 先生  市川 周一 先生
黒川 幸男 先生  赤羽 徹 先生  木下 尊義 先生  澤田 眞養 先生
久米 重雄 先生  江間 敏 先生  小林 美学 先生  藤尾 三紀夫 先生
西田 友久 先生  大沼 巧 先生  牛丸 真司 先生  竹口 昌之 先生
大澤 友克 先生  (順不同)

 

 式典内での記念行事を決定する際に、高専卒業後に大手企業の重役にまで昇進されたり、起業されて成功されているOB/OGの方々を、各科(多方面)からパネラーとして参加して頂き,シンポジウムを開催するという案もあり、人選と題目を仮設定して委員会に提案・審議しましたが、式典並びに懇親会(恩師・旧友との再会の場で重要)を限られた時間内で開催する上で、このシンポジウムに90分もの時間を割く事は、困難である(時間枠40分の為)という結論に達して、廃案となったという経緯もありました。 しかしながら式典当日には、パネラーとして名前の挙がった方6名、コメンテーター1名の内、E科のパネラーの方1名しか参加出来ず、他の方々は式典当日のご都合が付かなかった様で、出欠のご連絡を頂くことも無く、残念ながら参加されることはありませんでした。

 結果的には、あまりにも著名な同窓会員の方々を、半年以上先の日程で、一堂に会す事の難しさの不安要素を残したままのシンポジウム開催ではなく、先にも述べました通り、同窓会から学校へ今回の記念寄贈品とした、沼津高専の未来に向けた第2校歌を、元オフコースの鈴木様ご本人にご来場頂き、第2校歌の披露と、更には記念ミニコンサートを開催して頂く事を、記念行事として決定した事が、大手スーパーに掲示したポスターや静岡新聞掲載により、一般の方々にも沼津高専を再認識して頂け、会場内ほぼ満席状態の192名もの参加により盛況に記念行事が開催出来ました事と、確信しております。

 尚、この式典及び懇親会の模様は、リンクされております“50周年記念事業”をご覧下さい。

 結びと致しまして、当日ご多忙の中、また遠方から参加して下さった多くの同窓会員の方々、お身体がお辛いのにご来場頂き、皆に懐かしいお顔を拝見させて頂きました恩師の皆様に厚く御礼申し上げます。 また、何と言ってもこの行事開催に当り、多くの方々にご協力・ご尽力頂きまし事に、深く感謝致しております。 特に準備段階の数多くの会合から、当日の最後の片付けまで、積極的に携わって頂き、式典では司会進行役も務めてもらいましたC20の杉山さん・C25の賀茂さん、懇親会での司会進行役も務めてもらいましたS10の森川さんらのOGパワー、並びに式典のポスター作製や学校(高専)でアカペラ同好会の顧問を務めている関係で、同好会の学生に参加協力してもらい、懇親会でアカペラコンサートを披露して、会を盛り上げてくれましたOB教員のE31の大沼先生には、大変感謝申し上げます。

 同窓会も、次の半世紀に向けての51年目がスタートしております。今回の記念事業に参加して頂いた方々も、当日の都合が付かなく参加が叶いませんでした方々も、今後も沼津高専の教育理念であります “人柄のよい優秀な技術者となって世の期待こたえよ” の教え通りに、単に優秀な技術者としてだけでなく、人として周りから信頼される社会人としてご活躍されますことを祈念致します。

 また最近の同窓会は、本部役員にOB教員を採り入れたことにより、学校側とも更に密なる関係を構築して、OB/OGの方々の活躍の場を広げておりますので、是非とも同窓会のHPをご覧頂き、今後とも同窓会活動にご理解とご協力の程、宜しくお願い致します。

 

ページの先頭へ